さんごー日記。

映画や本やゲームの感想をゆるく記録したり、プログラミングの勉強をゆるく記録するゆるい日記です。

応用情報処理技術者試験の過去問題を解きながらメモ。17日目。

応用上処理技術者試験の午後の問題を見ていきます。

引き続き経営戦略周りの問題の中で出てきた分からない言葉をひろって調べていきます。

調べている中で更に出てきた知らない言葉もまた調べていきます。

 

 

規模の経済性

沢山作るほど安く作れるという性質のこと。スケールメリットとも。

大量生産するほど工場を効率的に活用できコストを抑えられますよね。

これは知ってた。

 

範囲の経済性

共通の資源(工場など)を利用して複数の製品を製造することでコストをおさえられる性質。

複数の企業で共通のリソースを共有する場合などにも使われる考え方。

ある分野で成功した事業をベースに多角化する戦略を取る場合にこの範囲の経済性が産まれる場合があり、戦略を方向付ける上での材料となる。

 

垂直統合の経済性

自社で作ったほうがお得になる性質のこと。

垂直統合とはつまり自社制作のこと。

 

経営資源の補完性

試験の問題文にこの言葉が出てきたけど特に定義がある言葉ではないのかもしれない。

経営統合によるシナジー効果の一つとして使われていて、意味としては範囲の経済性と同じようなものかもしれない。

試験の問題文にも意外とふわっとした表現が使われているので油断ならない。

 

シナジー効果

「相乗効果」という意味。最初から日本語でおk…

複数の企業が協力した時に生まれる良い効果のことを指して使われる。

経営統合が行われた場合に生まれる規模の経済性や範囲の経済性もシナジー効果の一種。

 

カニバリゼーション

共食い状態によるデメリットのこと。

自社の製品が自社の他の製品と競合してしまうような状態。

経営統合によってそれぞれの企業が持っていた主要製品や市場が競合する場合などにもこの言葉が使われる。

 

TOB(take-over bid)

株式公開買い付けのこと。この略語は英語圏ではむしろあまり使われないらしい。「takeover bid」という表現自体もあまり使わないらしい。

日本人が勝手に言葉を分かりづらくしているわけだ。なんか恥ずかしい。

 

株式公開買付け - Wikipedia

ある株式会社株式等の買付けを、「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度のことである。 

 との事ですがよくわからんですね。

公開買い付けを行う意味は以下との事。

公開買付けが強制されることの趣旨は、経営権の移転に関する情報開示、株主平等の原則、コントロール・プレミアムの平等分配の3つにあるとされる。

株主平等の原則というのは「保有する株の量に応じて株主は平等に扱われなければならない」という原則のことだそうですが、公開買い付けがどのように紐づいているのかいまいち理解できていません。いったん脱線を防ぐために調べるのは止めておきます。

次に「コントロール・プレミアム」という言葉ですが、自分なりにかみくだいて言うと「多くの株を保有している人が企業を支配するのと引き換えに払う価値」といったような物かと思います。それに相当するのが株式の買い付けを公開するという部分なのでしょう。たぶん。

 

吸収合併

TOBからの買収と違い、吸収される側の会社が残らない状態で会社が合併する事。

 

パーチェス法

買収・合併などの際に企業の資産や負債を計算する方法の一つ。

買収金額と資産の差額をのれんとして計上する。(のれんって何だ…)

世界的にこの方法が標準となっているらしい。

 

プーリング法

買収・合併などの際に企業の資産や負債を計算する方法の一つ。

こちらを参考。今ではあまり使われない方法らしいから試験には出ないかも。

持分プーリング法とは - M&A用語 Weblio辞書

買収対象企業の資産・負債を帳簿価額のまま引き継いで計上する方法。

 

セイの法則

「需要を増やすには供給を増やせば良い」という原則の事。

現在でも様々な条件が付加され考察された批判されたりしているらしい。

 

VRIO分析

Value(経済価値)、Rarity(希少性)、Inimitability(模倣困難性)、Organization(組織)の頭文字をとった言葉。

この4つの軸で企業が持つ競争優位性を分類するためのフレームワーク。

 

サプライヤー

原価計算領域における部品製造業者のこと。

 

 

 

とりあえずよくわからなかった言葉をざらっと調べてみました。

調べてみると日本の資本主義国家としての活動の背景も少し見えてきて、これはこれで面白いですね。

 

今日のお勉強タイムはここまでにしておきます。

 

平成29年度のに対応した過去問題集はこちら。

応用情報処理技術者試験は、その時その時のトレンドを取り入れた問題が出題されます。最新の情報をチェックしておくと良いでしょう。 

平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)

平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)