応用情報処理技術者試験の過去問題を見ながらのメモ23回目です。
午後の問題残り4問となりました。
今日はそのうち2問見れたらいいかなーという感じ。
電子メールのセキュリティに関する問題
メールシステムの構成図が定時され、問題点の指摘などを問われます。
セキュリティの考え方に関してはある程度常識があれば答えられる問題です。
メールサーバーのシステム面については勉強が必要になると思います。
メール周りでまだきちんと理解できていない部分を一つ一つ調べていく。
DMZ(demilitarized zone)
セキュリティ用語で日本語では「非武装地帯」という意味。「demilitarized zone」の略。
公開サーバーにおいて内側と外側のネットワークの中間に置かれた領域。
DMZへのアクセスは外部と内部両方からできるものの、DMZからは外部にしかアクセスできないという特徴を持つ。この特徴によって外部からの攻撃から内部のネットワークを守る働きがある。
ポートアドレス変換
PAT(Port Address Translation)とも呼ばれる。
通過するTCP/UDPパケットを変換する機能。
外部ネットワークとDMZの間の通信はこのポートアドレス変換を通じて行われるらしい。
L2スイッチ
レイヤー2スイッチ。MACアドレスによって宛先の端末を判断する機器。
L3スイッチ
レイヤー3スイッチ。
いろいろ説明を見ても正直よくわからなかったが要するにルーターのような役割をする機械らしい。
以下のページにL3スイッチ誕生までの歴史みたいなものが少し書かれていて興味深かったです。
「ルータ」と「L3スイッチ」の違い|なっとくIT辞典|エネコム
S/MINE
電子メールで使われる暗号化の標準規格。
共通鍵の受け渡しに公開鍵方式を採用している。
AES(Advanced Encryption Standard)
秘密鍵暗号の標準規格。
AESとか何度か目にしているもののなかなか記憶に定着しない。困ったぜ。
プロジェクト計画に関する問題
架空のプロジェクトのスケジュールから、スケジュールの短縮方法や追加予算等について答える問題です。
こちらもメールのセキュリティの問題と同様に、常識があれば答えられる部分と、多少知識が必要な部分があります。
よくわからなかった部分だけ改めて調べておきます。
クラッシング
プロジェクトの期間を短縮するための方法の1つ。
クリティカルパス上の工程に人員や予算を追加することで期間を短縮する。
どこにコストをかければ一番効率良く期間を短縮できるのかを考えるのがミソという事ですね。
わりと単純な発想ですが、たいそうな名前が付けられたものです…
ファストトラッキング
本来は順番に進めるのが良い肯定を先にやってしまう事で工期を短縮する方法。
例えば設計が終わる前に開発を進めるなど。
こんな手法に名前を付けて「工期を短縮する技法の1つ」などとしてほしくないシロモノである。
普通は手戻りのリスクが高いのでやらないと思います。
本当に最後の手段で使う事になるでしょう。
コストも追加できない、納期に間に合わないのであれば首を吊るしかない、とりあえず納品さえしてしまえばあとは逃げきれる。という地獄のような末期状態プロジェクトで使われそうな考え方です。
手戻りリスクがじゅうぶんに回避できるか、リスクがさほど大きくない場合はやってみても良いのかもしれません。それでもまず普通はやらないと思います。
平準化
任意の期間内にさまざまな製品を少しずつ生産する方式。
工場などの製造現場で使われる言葉らしい。
大量の商品をまとめて生産する場合に、他の製品が生産できなくなるリスクを減らす効果がある。
今回は以上です。
PMBOKの範囲がちょっと入ってきた。
現場で普通に使われる手法に大層な名前がついているものですね。
覚えても現場で「クラッシングでいきましょう」なんて会話は普通しないですから、これも試験の為の勉強となってしまう可能性が高いですね…
プロジェクトマネジメントの考え方は学生さんや新人エンジニアが最初に知っておくとスムーズに現場に入れるのかもしれません。
今回は以上です。
平成29年度のに対応した過去問題集はこちら。
応用情報処理技術者試験は、その時その時のトレンドを取り入れた問題が出題されます。最新の情報をチェックしておくと良いでしょう。
平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
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