2017年春期の過去問題を解いていく、その7。
思考過程をメモしながら解いていって、最後に答え合わせ、考察を入れます。
2017年の各種過去問題は以下のウェブページから自由に閲覧できます。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2017、平成29年)
今回は午後の問題の問2から。
午後の問題は選択式ですが、いちおうすべての問題を見ていこうと思います。
午後、問2
問題2、設問1
a~cってなんだっけな。A社とB社の諸指標の比率のところか。
まずaは流動比率。流動比率って何かね…。B社の流動比率が省略されてるのはなんでや。答えがバレるからか?
似た名前の「固定比率」の数字から推理すると、固定比率=固定資産÷純資産のように思うので、流動比率=流動資産÷純資産だろう…ってことで、aは53.4%。
次にbの固定資産回転率。これもよくわからないけど、似た名前の「純資本回転率」を参考に考える。
…ちょっと考えたけど分からないのでパスしとこう…推理に時間をかけても仕方ない。
次にc。ROA。…ROAってなんだろう。リターン オブ なんちゃらだろうけど。こもちょっと分からないからパスだな。
次にdに入る語句。ROEを分解したものとして、自己資本比率、売上高当期純利益ともう一つが何かということですね。既に数字として4.8というのが出ているので、これをもとにすれば分かるかな。…ぱっと見、分から無さそうなので飛ばそう。あとでちゃんと調べておかねば。
(1)
a:53.4
b:わからない
c:わからない
(2)
わからない
問題2、設問2
まずe~gに入る語句。バランススコアカード内の字句か。
eは「サービスの視点」だったかな。
fは顧客回転率かな。
gは文章を読めばわかりそう。「営業利益」かな。
次にA社の強みを25文字以内か。レストラン店舗を保有していること、ロードサイド型店舗運営のノウハウがあること、実務経験のある従業員を利用できること以外の強みね。
安くておいしいコーヒーを提供できるというぶぶんかな?しかしこれはコンビニが同じ強みを持っているのでA社独自の強みではないのかな。しかしほ他に思い当たらないし、コーヒーの品質の方向で文章を作るか。
次はA社の学習と成長の視点でのKPIか。学習と成長ってことで訓練に関する事かな。オの店舗従業員調理訓練時間にしよう。
最後、店舗ごとにアクションプランを考えさせる狙いか。そんなの知らんよって思うけど…競争させるためとかかなぁ。事業戦略が浸透できなかったのが課題という文言があったから、従業員を巻き込むことで戦略を浸透させることが狙いってことか。
(1)
e:サービス
f:顧客回転率
g:営業利益
(2)
1234567890123456789012345
安くておいしいコーヒーを提供する技術
(3)
オ
(4)
12345678901234567890123456789012345
アクションプランの策定に従業員を巻き込む事で事業戦略の浸透をさせる
答え合わせ
- 設問1(1)a:281.8 不正解
- 設問1(1)b:1.7 不正解
- 設問1(1)c:3.8 不正解
- 設問1(2)d:総資本回転率 不正解
- 設問2(1)e:業務プロセス 不正解
- 設問2(1)f:顧客回転率 正解
- 設問2(1)g:客単価 不正解
- 設問2(2)コーヒー豆の品質管理を徹底していること 不正解?
- 設問2(3)オ 正解
- 設問2(4)新たな事業戦略を店舗の従業員まで浸透させるため 正解
10問中、3問正解。
考察
財務諸表の数字が用語はほとんど分からないですね。過去問題を数回やっただけで解けるようになる気がしない…
選択問題になっていないった場合は選ばない方が良いかもしれない。
分からなかった言葉
- 流動比率 … 流動資産と流動負債の比率から、企業の短期的な支払能力を簡易的に判断する指標。流動資産 ÷ 流動負債。
- 固定資産回転率 … 固定資産と売上高の比率。固定資産が有効活用されているかどうかを表す。売上高÷固定資産。
- ROE … Return On Equity。株主資本利益率。企業の自己資本に対する当期純利益の割合。ROE=当期純利益÷自己資本。または、ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- ROA … Return On Asset。総資産利益率。利益を総資本で除した値。