応用情報処理技術者試験の過去問題を見ながら、
勉強になった事などをメモしていきます。
私が見ているのは平成25年度版なので少し古いです。
今日はデータ中心アプローチとデータフローダイアグラムの話、その周辺の話を覚えた。
個人的な感想のメモがだいぶ多くなったきがしなくもない。
でもそうやって考えながら読むと忘れないよねって思う。
データ中心アプローチ(DOA)
処理プロセスを分析するのではなく、データを中心にシステム分析を行う手法。
データ構造が安定しており、組織改編に影響を受けにくいのが特徴。
データを全社的に定義し、データの重複を排除する事を目的とする。
データ分析系システム(OLAP)に欠かせない手法。
データ管理の為にデータディクショナリを用意する。
過去問題集の解説より抜粋、要約。
つまりシステム設計の際にまず業務で使われているデータを抽出してER図等を用いてデータモデリングし、そのあとにデータを操作するシステムの設計を考えていくという事かな。
もともとは情報資源管理(information resources management)という考え方に基づいていて、システム単位ではなく組織単位でデータを管理する事を目的としているらしい。
この考え方はリレーショナルデータベースが産まれた1970年代から提唱されていた。
しかしながらこの考えに基づいてデータを資源として管理出来ている会社組織はどのぐらいあるのかな。
私が今まで居た会社では、各々のエンジニアが「私が考えた最強の設計」に基づいて開発を行っていて、データ構造を統一しようという意識が全社的に無かった。こういう会社は少なくないように思える。
大きい組織ではこのデータ構造を集中して管理する部署が必要になりそう。
データに関して部署間での連携や全社的な統制を取るのはかなり意識的にやらないと難しそうだ。
各部署はデータの管理なんてさして意識しないだろうから、自分たちにとってとりあえず欲しい数字なりデータをまとめておくぐらいしかしないはず。
様々な部署の業務をフカンして見ながらデータ構造を定義するのはなかなか大変そうだ。
参考にしたURL
情報マネジメント用語辞典:データ中心アプローチ(でーたちゅうしんあぷろーち) - ITmedia エンタープライズ
情報マネジメント用語辞典:IRM(あいあーるえむ) - ITmedia エンタープライズ
データフローダイアグラム(DFD)
DFDという言葉や概念はなんとなく知っている。
ただ詳しくは知らない、業務で使った事はほとんどない。
DFDには階層の概念があり、最上位のダイアグラムをコンテキストダイアグラムと呼ぶのだとか。
要するにシステムの全体のフローを現したものをコンテキストダイアグラムと呼んでいて、そこからサブシステムに切り出しながら詳細を考えていくというもの。
DFDで細分化した詳細な仕様の説明部分はミニスペックと呼ぶ。ミニ仕様ってこと。
「はじめて学ぶソフトウェアテストの技法」という本ではDFDを使ってテストケースを分析する事が提案されている。テストの道具の一つというとらえ方もある。
参考にしたURL
https://directshop.fom.fujitsu.com/shop/html/FPT1213-2_osusume.pdf
平成29年度のに対応した過去問題集はこちら。
応用情報処理技術者試験は、その時その時のトレンドを取り入れた問題が出題されます。最新の情報をチェックしておくと良いでしょう。
平成29年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
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以上です。
過去問題を実際に見ながらやってかないと時間かかって仕方ないなって思ったので次は過去問題を取り上げてみよ。
またよろしくお願いいたします。