こんにちは。さんごーです。
30代後半にして株の勉強を始めたサラリーマンです。
突然ですが、20歳の大学生の皆さん、株やってますか?
この記事では「まだ株やってません。」という人に向けて、学生こそ株を始めるべき理由と、正しい株の始め方を触りだけ解説します。
なぜ、30代後半サラリーマンの私がわざわざ学生に株を勧めるのか?
それは、私自身が株を勉強し始めて、こう思ったからです。
「もっと早く株を始めておけばよかった!(たとえば20歳ぐらいから)」
一人でも多くの人に私と同じ後悔をさせまい!という想いから、この記事を書きました。
絶対に悪いようにはしません。是非とも参考にしてください。
この記事の内容
【重要】「1か月で100万円稼いだ」「半年で1000万円稼いだ」は全部ウソ
ネット上には「学生だけど株で1000万稼げた」といったような情報が蔓延していますが、一切信じないでください。
全部「ウソ」or「マグレ」です。
株式投資は長い時間をかけて大切な資産を運用するものです。
少し考えたらわかる事ですが、そんなに簡単に稼げたら誰も働いたりしません。
成果が出るのに長い時間がかかるからこそ、学生のうちから始めることに強みがあるのです。
そこをまずは理解する事が、とーーーっっても重要です。
20歳で株式投資を始める意義
株式投資を無条件に始める事ができる条件は「20歳以上」だけです。
条件が整い次第、始めましょう。
20歳になったら誰でも株を始める事ができる
20歳になったらネット証券で口座を作りましょう。
20歳未満でも「未成年口座」を作れる証券会社を使えば株を始める事ができますが、ややこしくなるのでいったん置いときます。
30歳や40歳から株を始めたとしても、失った10年・20年という歳月は戻ってきません。
10年・20年のあいだに増やせたはずのお金は戻ってきません。
「株なんて面白くないぜ」「俺はウデ一本で稼ぐんだぜ」とか若いのに斜に構えてないで、素直に始めたらいいのです。
学生のうちに株を始めないと100万円単位で損する
20歳から株を始めないとどうなるか?
私のようなおっさんになってから以下のような後悔をします。
- 30歳。働き盛り。貯金を間違った方法で資産運用してしまい100万円単位で大金を失う。
- 35歳。老後の生活費について考え始める。今まで株をやっていれば得られたであろう100万円単位の利益を計算して大後悔する。
- 60歳。定年退職間際。銀行預金しかなく、国民年金は70歳になってももらえず、老後の生活費が1000万円単位で足りない事に気が付き絶望。
ちょっと大げさに書きました。
「1」は過去の「バブル崩壊」「リーマンショック」「東日本大震災」でプロの投資家も個人投資家も資産を溶かしました。実際にあった話です。
「2」は今の私なのでリアルです。
「3」は予想ですが、正しい資産運用をせずに老後を迎えれば、待っている未来は暗いことは想像できます。
投資は長期運用した人が勝つゲームです。
繰り返しになりますが、20歳から株を始めるのがベストなのです。
株で失敗するのも若いうちに
私がまだ20代の頃、軽い気持ちで始めたFXで数十万円の損を出した事があります。
株でも短期売買をして数万円を稼ぎましたが、すぐに株価が下がって稼げなくなりました。
損はしたものの、20代の頃はそもそも運用できる資金が少なかったので、傷が浅くすんだわけです。
これが中途半端に貯金があるような状態だったら、あっというまに何百万円というお金を失っていたかもしれません。
一度失敗して「株は簡単に儲けられるものではない」という事を身をもって理解したわけです。
若いうちに一度下手くそな投資をしてみて失敗するというステップはアリです。
その後の投資の糧にしましょう。
若いうちから長期投資の感覚を身につける
20歳で株を始めるといっても、短期売買はダメです。
長期投資の感覚を身につけましょう。
株の短期売買をして得をするのは誰かを考える
株の売買をするとき、証券会社に一定の手数料を支払う必要があります。
個人投資家は、投資家同士でカネを奪い合います。
確実に儲かるのは証券会社だけです。
短期売買するという事は、証券会社のカモになっていると思っておきましょう。
これを理解しておけば、悪い大人が短期売買を勧めてくる理由が理解できるはずです。
バイ・アンド・ホールド
あなたが個人投資家として「勝てる」唯一の方法は、株を売らない事です。
株は保有し続ける投資手法は「バイ・アンド・ホールド」と呼ばれ、立派な投資の手法の一つです。
株の購入と売却の差額を得る「キャピタルゲイン」ではなく、保有している株の配当金や株主優待を得続ける「インカムゲイン」を目的としています。
株の銘柄選びは「配当金の割合が高い」「株主優待が得られる」といった視点で選ぶ事になります。
銘柄選びは難しいですが、そこも勉強しましょう。
銘柄選定について本で勉強したり、会社四季報を読んだり、ここもじっくり取り組んでください。
それと、ネットや雑誌に掲載されている株の銘柄ランキングは、あくまでエンターテイメントです。
見ていて楽しいですが、真剣に参考にしないようにしましょう。
みんながランキングを見て買うなら、当然それをカモにする人に狙われます。銘柄選びは自分でやりましょう。
配当金の再投資
以下のグラフを見てください。
20歳から配当金をそのまま投資に回し続けた場合と、単純に貯金のみしていた場合の資産の増え方です。
おわかりいただけただろうか…
毎月1万円を貯金or株式投資に回した場合の比較をしています。
配当金を再投資し続けた場合、単純に貯金していた場合と比べると、60歳の時点で資産が2倍になっています。
長期投資とは、つまりこういう事です。
投資期間が長くなるほど差が開きます。
だから20歳から始めるべきなのです。(私も始めてたらよかった…)
投資と投機の違いを理解する
株価の値動きに注目して売買益を狙うのは、投資ではなく投機と言います。
「投機」を否定はしませんが、「投資」とは明確に区別しておきましょう。
投機はとどのつまり、上がるか下がるかの丁半バクチ。ギャンブルです。
「狂気の沙汰ほど面白い…!」とか「倍プッシュだ!」とかが好きな人にとっては、「投機」は最高の舞台かもしれません…!
「投機」で利益を出せている有名人は確かに実在するかもしれません。
でもたまたま勝ち続けている一部の人が注目を浴びるだけであって、同じやり方をマネしてもあなたは億万長者にはなれないのです。
株の長期投資で世界的に有名なウォーレン・バフェットは以下の言葉を手紙の中に残しています。
投機で成功し続けることができると主張する人は信用できません。コイン投げでも半分の人が一回目は当たります。
「バフェットからの手紙」より
1/4は2回目も当たります。あなたが当たるかは、分かりませんよね?
株を始めよう!
まずはネット証券で口座開設
ここまで読んで頂けたなら、次はネット証券で口座開設です。
ネット証券ならぶっちゃけどこでも良いのですが、私は以下のネット証券をお勧めしています。
以下の記事でそれぞれの証券会社の特徴を紹介しています。
もしあなたが既に20歳なら、1日も早く口座開設をしてください。
身分証と(免許証など)とマイナンバーカード(またはマイナンバー通知カード)があればOKです。
口座開設は手続きしてから完了までに数日かかります。
今申し込んで、その間に株の本をいくつか買って読みあさるのです。
投資の勉強は本から
株を始める前にまず10冊ほど本を自分で選んで読みましょう。
10冊も読むと、共通して書かれている内容から重要な部分や、うのみにしてはいけない部分が見えてきます。
それぞれの本で被っている部分は読み飛ばせるようになるので、情報収集のスピードも上がりますよ。
読書が苦手な人は、流し読みでもOKです。
個人的には以下の本が初心者向けで、用語の解説もあり分かりやすかったです。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
- 作者: ダイヤモンド・ザイ編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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株の世界をより深く知るためにオススメの本
株の本は毎年数多く出版されていますが、実は株式投資の世界で新しい手法みたいなものはほとんど存在しません。
どの本も、過去の偉大な投資家の理論を元にしています。
いくつか本を読んだ人は、原典に触れてみましょう。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
20歳、学生のうちから株を始めるべき理由と、正しい始め方が伝わっていると嬉しいです。
冒頭でも書きましたが、私が20歳の頃は株の事なんて誰も教えてはくれませんでした。
というか私の親も未だに株はやってません。公務員だったので退職金と年金ガッツリもらっているので資産運用がさほど重要ではなかったんですね。
これからの若い世代は、超高齢化社会を生き抜きながら、自分で年金を積み立てていく必要がある世代です。
株式投資を堅実に始めておきましょう。
周りに友人にもぜひ教えてあげてください。
日本の明るい未来のために!
以上です。それでは!