NHKの番組で、プレジション・メディシンという概念がこの先のがん治療を大きく変えるといたった事を説明していました。
アメリカのオバマ大統領も推進していた事でも注目を集めたとの事です。
【ニュース・アメリカ】大統領府、プレシジョン・メディシン・イニシアティブの詳細を発表 | JSPS海外学術動向ポータルサイト
がんについて思う事、番組を見た簡単な感想などをメモとして残しておこうと思います。
目次
がんについて思う事
がんは決して他人事ではない
ご存知の方も多いかと思いますが、日本人の2人に1人はがんになると言われています。
【がん】 日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しています | 健診・保健指導のご案内 | 全国健康保険協会
知っているにもかかわらず、なんとなく他人事だと思っていませんか?何の根拠もないが、自分は平気なはずだと。
でも実際には二人に一人はがんになります。
もし自分が平気でも、夫婦であればどちらかががんになるかもしれません。
親や身近な人が誰一人がんにならないという可能性の方が低いです。
自分も若いころに親や親戚ががんで亡くなっているので、すでに他人事ではありません
いろいろ知っておいて、対策できるところはしておきたいですね。
プレジション・メディシン(精密医療)とは?
自分が理解した範囲で言うと、遺伝子異常の解析とAIといった先端技術を駆使し、従来を上回る精度でがん治療に有効な薬を投与する。
といった所でしょうか。
詳しい事はお医者さんに聞いてください。(重要)
がんの部位よりも遺伝子異常のタイプを重視する
従来の治療ではがんの部位によって薬が決められていたそうです。
それだけでも知らなかった。
プレジション・メディシン的には、がんというのはそもそも遺伝子の異常であり、発生した部位ではなくその異常のタイプのほうが重要と考えられています。
て事で異常のタイプを精密に分析し、それに効く事が分かっている薬を使おうっていう事みたいです。
プレジション・メディシンの課題
遺伝子異常のタイプに合った薬が無い事もある
遺伝子異常を精密に分析した結果、異常のタイプに合った薬が必ずしも見つかるわけではないそうです。
また、薬が見つかってもだんだん効かなくなる事もあるようです。
しかし、新しい薬の研究開発も日々進んでいるので、すぐに見つからなくてもこまめに医師と連絡を取り合う事が重要なようです。
保険適用外の薬になると薬代が一月100万円になる事も
治療のためには保険が効かない薬を自腹で買い続けないといけないという事も起きているようです。
NHKの番組では薬を買うために会計で札束を出している様子が映し出されましたが、なかなかの衝撃でした。
今後薬の効果が証明され、保険適用されていく事を期待します。
まとめ
- がんは他人事ではない
- がん治療は近年劇的に進歩している
- 課題は残っているが、改善に期待できる
といった所でしょうか。
知っているだけでがんが治るわけでもないですが、突然自分や身近な人ががんになったときの為の心構えは大事です。
いざ「がん」を目の前に突き付けられた時の精神的なショックは馬鹿にできません。
普段から身近なものとして置いておくと良いと思います。
プレジション・メディシンについて調べていたら、ついでに近赤外線治療という治療法がある事も知りました。
重粒子線治療も研究が進められているようだし。
がん治療の未来が明るいものになると信じたいですね。
参考サイトいくつか
- NHKスペシャル | “がん治療革命”が始まった~プレシジョン・メディシンの衝撃~
- 最近がん論文で目にする「プレシジョン・メディシン」、精密な医療の時代へ|WELQ [ウェルク]
- NHKスペシャル“がん治療革命”が始まった ~プレシジョン・メディシンの衝撃~ 現状はまだ大変 しかし未来は期待出来る
- プレシジョンメディシンとは?分子標的薬を受けられる病院は?NHKスペシャル | だぐログ
今回は以上です。
またよろしくお願いします。