こんにちは。さんごーです。
今回はインデックス(株価指数)に関する初心者向け用語集をお届けします。
インデックスでなんだか難しそう…
名前は聞いた事あるけどよく分からない…
話は聞いたことあるけど、ややこしそうで「自分にはいいや」と思った…
という人向けに、インデックス(株価指標)に関する用語の意味が順を追って分かるように作ってあります。
最後に、インデックス投資の初心者向けの面白い読み物を紹介しています。
それではどうぞ。
インデックス関連の用語
インデックス、株価指数(かぶかしすう)
市場全体から特定の株のグループを選び出し、そのグループの株の値動きを表したものをインデックス、または株価指数といいます。
有名なものだと東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価などがあります。テレビのニュースでもよく耳にしますよね。
市場全体の景気動向を把握したり評価するために用いられるものです。
投資ファンド
投資家から集めた資金を運用し、儲けを投資家に分配する仕組みのことを投資ファンドといいます。
投資ファンドごとに目標の利回りを設定していて、投資家はその「目標利回り」をもとに、どのファンドに投資するかを決めます。
複数の投資家の資金を一か所に集めることで、投資ファンドとしての市場への影響力を高めることができます。
基準価額(きじゅんかがく)
投資信託のひと口あたりの値段の事を基準価額といいます。
インデックスファンド
特定のインデックス(株価指数) に連動した値動きになるよう運用する投資ファンドをインデックスファンドといいます。
目標とするインデックスを構成する株の銘柄を参考にポートフォリオを形成していくと、インデックスに連動した値動きになるというわけです。
パッシブ運用
インデックスファンドのように、ベンチマークするインデックスと同じような値動きになる事を目標とした投資方法をパッシブ運用といいます。
個人でパッシブ運用を目指す場合は、インデックスファンドと同様に対象とするインデックスに近い構成比率でポートフォリオを構成していく事になります。
アクティブ運用
ベンチマークするインデックスよりも上回る成果を出すことを目標とした投資手法をアクティブ運用といいます。
パッシブ運用よりも難しい投資手法となります。
アクティブ運用を目標とする投資信託の場合は、信託報酬が高くなるようです。
しかしパッシブ運用の上を目指すというのはあくまで目標で、実際にパッシブ運用を超える成果を出せている投資信託は全体の25%程度と言われています。
あんまり期待しないほうが良さそうですね…
日本の代表的な株価指数
TOPIX、東証株価指数 (トピックス/とうしょうかぶかしすう)
東京証券取引所に一部上場している銘柄をもとに計算された指標です。
特定のセクター(業種)によらず、市場全体の値動きを見る事ができるという特徴があります。
日経平均株価、日経225 (にっけいへいきんかぶか/にっけいにーにーご)
東京証券取引所に一部上場している銘柄のうち、225個の銘柄をもとに計算された指標です。
日本の代表的な225個の銘柄のみを対象としているため、TOPIXと比べると日本の株価を正確に表していないともされている。
また、上位銘柄の株価が指標全体に与える影響が大きいという問題も指摘されている。
米国の代表的な株価指数
S&P500種指数 (エスアンドピーごひゃくしゅしすう)
米国で上場している銘柄500種をベースに算出された指数です。
米国株市場全体の動きを示す指標としては代表的なものとして有名です。
S&Pとはこの指標を算出している「スタンダード・アンド・プアーズ社」のこと。
時価総額をベースに算出されているという特徴があります。
この指数をベースにしたインデックスファンドに投資することを多くの投資家が推奨しています。
ダウ平均株価
こちらも米国の代表的な株価指数です。
ダウ平均株価には「ダウ工業株30種平均」、「ダウ輸送株20種平均」、「ダウ公共株15種平均」、「ダウ総合65種平均」の4種類があります。
数字は指標を構成する銘柄の数を表します。
このうち「ダウ工業株30種平均」が最も有名で、「ニューヨークダウ」、「ニューヨーク平均株価」とも呼ばれます。
ナスダック総合指数
米国の電子株式市場「NASDAQ」に上場している全ての銘柄を対象に計算した指数です。
NASDAQに上場している企業はハイテク関連、インターネット関連が中心となっているので、これらのセクターの動向を見るために使われる指標になります。
インデックス投資に関するおすすめ書籍
お金は寝かせて増やしなさい
個人投資家の目線から、インデックス投資の始め方についてやさしく解説された本です。
インデックス投資の入門書として絶大な指示を得ていて、6万部突破のベストセラーとなっています。
個人投資家が少ない日本で、個人投資家目線の入門書がこれだけ売れているのは異例でしょう。
インデックス投資について、まずはこの本から始めれば間違いないです。
ウォール街のランダム・ウォーカー
米国で1973年に出版されていらい、全米で150万部を発行した投資本の大人気ベストセラー&ロングセラーです。
パッシブ運用のインデックスファンドへ投資することを強く推奨し、その理由を楽しく解説しています。
上で紹介した「お金は寝かせて増やしなさい」でも冒頭からこの本が取り上げられています。
文章が面白く、読み物としても楽しめることが人気の理由の一つかも。
投資生活のお供に、一冊手元に置いておきましょう。
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/03/10
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まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。インデックス投資に関する超基本的な用語にしぼって解説してみました。
インデックスはその計算方法とか銘柄の構成による特徴とか、本当に奥が深い。
用語は難しいですが、あるていど投資のルールを自分で決めてしまえば毎月一定の金額をインデックスファンドに積み立て投資するだけ。
とても簡単で堅実な投資手法といえます。
深く勉強するのは半分ぐらい趣味になりそうですが、もし興味がわいたら上で紹介した本などを手に取ってみて頂ければと思います。
それでは、以上です。