応用情報処理技術者試験の午前の問題に、「有限オートマトン」をテーマにした問題がちょくちょく出るようです。
用語の意味など良く分からず解けなかったので調べておきます。
以下のような問題。2017年秋期より。
まず図の状態遷移表の読み方。
左側のa,b,c,dというのが状態で、上の0,1が入力値とあります。
これは例えば、「a」という状態に「0」が入力されたら、結果が「a」となり、「1」が入力されたら「b」となる。というような意味です。
オートマトンと言われるとよく分かりませんが、ソフトウェアの設計などで用いる状態遷移表と読み方は同じです。
そして問の「どの状態を受理状態とすれば良いか」という意味。
「受理状態」は「処理の結果」というような意味です。
例えば「a」という状態に対して「110」を順に入力していくと
a(1を入力)→b(1を入力)→d(0を入力)→cとなり、受理状態はcとなります。
初期状態をb、c、dに置き換えて考えると、110を入力すると最終的に全て「c」になる事がわかり、答えは「c」という事になります。
分かってしまえば簡単でした。
今回は以上です。
平成28-29年度 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】 (情報処理技術者試験)
- 作者: 大滝みや子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る