ネットワークスペシャリスト試験、午前Ⅱの過去問題より。
「アーラン」という単位の計算をする問題。
問題文
180台の電話機のトラフィックを調べたところ、電話機1台当たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は3分に1回、平均回線保留時間は80秒であった。このときの呼量は何アーランか。
電話機のトラフィックなんて考えた事もないし、最後に出てくる「アーラン」というものが何なのか知らないとワケが分からない問題ですね。
Wikipediaに記載の説明はけっこうムズカシイ。アーランB式とかC式とかあって、1つじゃないのかよという感じ。
この過去問題におけるアーランの使い方としては、「1時間あたりに100%回線が使用された時のトラフィック量を1アーランとする」という考え方を基準にして解いていきます。
この「1時間あたり」というのをどこから持ってきたのかよくわかんのですが、とりあえずそういう事らしい。
計算すると、1台あたり3分に一回ということなので、1時間あたり換算すると20回。
20回×80秒×180台=288000秒が合計の秒数です。
1アーランが1時間=60分×60秒=3600秒なので、
288000÷3600=80アーラン。
答えは「エ」となります。
「1アーラン=1時間100%のトラフィック」という前提があれば難なく解けるわけですが、知らないとお手上げですね。
アーランの業務上での使いどころとしては、用意した回線が使用に耐えるかなどの確認に使うようです。
出題頻度としては多いようなので、この問題の形のまま覚えてしまっても良いと思います。
簡単ですが以上。