ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック|ダウンロード版
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/06/20
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FF14のパッチ5.0「漆黒のヴィランズ」メインクエスト104「漆黒のヴィランズ」のセリフ集です。
↓前のクエスト
FF14セリフ集。パッチ5.0「漆黒のヴィランズ」メインクエスト103「その者の結末」
- クエスト受注
- アルフィノと話す
- ウリエンジェと話す
- ヤ・シュトラと話す
- サンクレッドと話す
- リーンと話す
- 議事堂の管理官と話す
- 「終末幻想 アーモロート」を攻略
- 「ハーデス」を討伐
- 水晶公と話す
- タタルと話す
クエスト受注
アリゼー :
……ねえ、こっちで再会したあと、モルド・スークの塔の上で、話をしたのを覚えてる?
アリゼー :
私の覚悟は、あのときから変わってないわ。
もう二度と置いていかないように……置いていかれないように、どんな道でも、全力で走り切ってみせる。
アリゼー :
進んだ先に希望があるんだって、あなたが、夜を取り戻しながら教えてくれたしね。
アリゼー :
それなら、次の一歩の先には、あなたを救う方法もあるかもしれない。
だから私は……痛くたって、怖くたって、進むわ。
アルフィノと話す
リーンは、思い詰めた様子だ。 小さく手が震えているのは、仲間を想うがゆえだろう……。
サンクレッドは、静かに遠くを見つめている。 その揺るぎない佇まいには、もはや焦りも虚勢も感じられない。
ウリエンジェは、何か言いたげにこちらを見ている。 想いを言葉にすることに、相変わらず、苦心しているようだ。
ヤ・シュトラは、目が合うと、困ったように微笑んだ。 いつか、リセやルナルにも、こんな顔をしていた気がする……。
アルフィノ :
ドン・ヴァウスリーは言っていたね……自分を倒しても、その先にあるのは、生きるための、永劫終わりなき戦いのみだと。
アルフィノ :
彼が、今の第一世界や、君の状態をみたら、それ見たことかと嘲笑うかもしれない。
アルフィノ :
……だが、君が続けてきた旅は、確かに人の心に火をつけた。
アルフィノ :
かつての私が、理想と理屈で束ねそこねた人の心を、その旅路で、ひとつにつなげて見せたんだ。
そうでなければ、あのタロースは立ち上がらなかった……。
アルフィノ :
私は、あんな奇跡を、君とともにまだまだ見たい。
ここはまだ……旅の途中にすぎないんだ。
アルフィノ :
さあ、乗り越えて次へ進もう。
いつもの君らしく……私を引っ張ってきてくれた、君らしく。
私も、未熟ながら、精一杯に力を貸すよ。
ウリエンジェと話す
ウリエンジェ :
……エメトセルクを完全に止めるならば、彼の魂を拘束し、大きな力で打ち砕かねばなりません。
ウリエンジェ :
拘束のための「白聖石」は、用意ができております。
それは私の務めであり……水晶公から依頼されたことでもありました。
ウリエンジェ :
彼がいた第八霊災後の未来は、言い換えれば、アシエンの姦計に陥った世界ですので……。
今度こそ屈するものかという思いも、あったのでしょう。
ウリエンジェ :
つまり、エメトセルクを打ち倒すことは、かの未来の者にも報いる行為となる……。
ウリエンジェ :
それでも、この先、御身が危うくなったら思い出してください。
英雄に生きてほしい……それこそが彼の、彼らの、原動力であったということを。
ウリエンジェ :
そして、私がそこに加担したのも……同じ想いが、あったからだと……。
ヤ・シュトラと話す
ヤ・シュトラ :
思えば、原初世界にいたときですら大変だったのに、第一世界に来てからはなおさら、苦難の連続だったわね……。
ヤ・シュトラ :
それでも私は、あの深い森で……あなたたちとの旅でも、まっすぐに信念を貫かせてもらった……。
ヤ・シュトラ :
だから、あなただって、望むがままに進めばいい。
後悔だけはしないようにしましょう。
……私からは、それだけよ。
サンクレッドと話す
サンクレッド :
まったく、みんなして妙な重みをかけてくもんだ……。
まだ、これで終わりと決まったわけでもないだろうに。
サンクレッド :
……だが、ときには、はっきり伝えておくべきこともあると、アム・アレーンで、お前が教えてくれたな。
だったら……俺も言っておこう。
サンクレッド :
ありがとう、[プレイヤー名]。
この一件に巻き込んでくれたおかげで、俺は今度こそ、彼女のために考え、選ぶことができた。
サンクレッド :
それが、俺の人生にとって、どれだけ意味のあることか……言い尽くせないほどに、感謝している。
サンクレッド :
だから、お前が行くというならば、俺もそこに命をかけよう。
……たまには、背中のひとつも、預けてくれ。
リーンと話す
リーン :
……力を託してくれるとき、ミンフィリアは言いました。
どれほどの力を手に入れたとしても、絶望は立ちふさがり、無力に苛まれるだろう……と。
リーン :
本当に、そのとおりです……。
私、グルグ火山の上で、倒れたあなたの光をなだめながら、ずっと……ずっと震えていたんです……。
リーン :
間違えたら、あなたが死んでしまうかもしれない……。
それが怖くて……とても、怖くて……。
リーン :
今だって、わかりません……!
どうしたら、[プレイヤー名]さんを救えるのか……!
リーン :
私は、あなたやサンクレッド、みんなに支えられて歩いてきました。
ミンフィリアに、尊い命をもらいました……。
リーン :
だから、今度こそ……!
支える側になりたい、救えるようになりたいのに……っ!
リーン :
どうしても……私は、足りない……っ……。
リーン :
ミンフィリアに言ったのに……英雄の背中を追いかけるんだって……なのに……こんな……。
何と言う?
- だったら、下を向いてはいけない
- 自分は救ってほしいわけじゃない
「だったら、下を向いてはいけない」
リーン :
それは……どうして……?
何と言う?
- 英雄に、悲しい顔は似合わないから
- この世界のため、前を向き続けた英雄がいたから
- …………
「英雄に、悲しい顔は似合わないから」
リーン :
…………!
リーン :
それは…………
リーン :
……いえ、その言葉の意味は、自分でちゃんと歩いて、探していくべきものなのでしょう。
リーン :
私も、行きます。
何もできない自分を嘆いているだけじゃ、いつまでも、答えにたどり着けませんから……!
議事堂の管理官と話す
議事堂の管理官 :
ここは「カピトル議事堂」です。
関係者以外の方は、許可証を提示してください。
議事堂の管理官 :
……確かに、確認いたしました。
同伴者がいる場合は、皆さんでご一緒に、奥へとお進みください。
エメトセルク :
困りますねぇ、見学者様。
厳粛な場だ、規約は守っていただかないと。
アルフィノ :
エメトセルク……!
エメトセルク :
忘れたのか?
私が招いたのは、世界を堕とす化け物になったお前だ。
エメトセルク :
そんな半端な……水際で力を抑え込んでいる状態では、何の役にも立ちやしない。
エメトセルク :
しかも、まだそいつらとつるんでいるとは。
どうせ敵になると忠告しただろう……そんなに寂しいかね。
ヤ・シュトラ :
あら、寂しがりは、あなたの方ではなくて?
ヤ・シュトラ :
こんな街を創ってもまだ足りず、ゾディアークの贄になった当時の人々を、蘇らせようとしているとか……。
エメトセルク :
……なるほど、調子に乗っていろいろと創りすぎたらしい。
余計な泡でも混じっていたか。
エメトセルク :
まあ、今さら隠すまでもない。
私たちの本懐は、まさにそのとおりだ。
エメトセルク :
すべての世界を統合することで、力を取り戻したゾディアークが、封印を破って復活する。
エメトセルク :
私たちは、統合された原初世界の命を贄として差し出し……引き換えに、かつてゾディアークに身を捧げた同胞たちを、取り戻すのだ。
エメトセルク :
それで……?
お前は、いったい何をしに来た?
何と言う?
- 企みを続けるつもりなら、ここでお前を止める
- 水晶公は、返してもらう……!
「企みを続けるつもりなら、ここでお前を止める」
エメトセルク :
ああ、なるほど。
かろうじて理性があるうちに、私を討とうというのか。
エメトセルク :
さすが英雄様だ……。
本当に…………
エメトセルク :
アシエンに逆らう奴は、いつの時代もそんな調子で厭になる。
エメトセルク :
自分たちの主張こそ正義であり、世界は自分たちのものであると……傲慢にのたまうんだ。
エメトセルク :
ほら、その顔……。
やっぱり、ちっともわかっていない。
エメトセルク :
自分たちが踏みにじられるのは理不尽だと思うか?
古代人のために犠牲にされるのは、不当だと?
エメトセルク :
私を見ろ……!
ほかの誰よりも長く、お前たちに交じって生きてきた!
エメトセルク :
ともに飯を食らい、戦い、患い、老いもした。
傍らで死を見送り、ときには子を成したことさえある。
エメトセルク :
そうして幾度も測り、その度に判じてきたのだ!
お前たちは愚かで、弱く、この星を護って生きていくには足りないと!
エメトセルク :
……お前たち自身、罪喰いやヴァウスリーとの戦いで、散々思い知ったばかりだろう?
エメトセルク :
己の無力を……他者の傲慢を……その命の脆さと……ゆえに生まれ続ける悲しみを……!
エメトセルク :
なあ、本当に……いつまでそんなことをしている?
どれだけうんざりさせたら気が済むんだ!
エメトセルク :
仮に、世界の理が再び綻び、終末の災厄が起きたとして、今の人類は、半数が進んで自らを犠牲にできるのか?
エメトセルク :
いいや、できるわけがないッ!
エメトセルク :
お前たちだって、世界を見てきたなら、できるだなんて言えないはずだ!
エメトセルク :
……そんな「なりそこない」どもに、任せておけるものか。
エメトセルク :
私は必ず、同胞を、友を、善き人々を蘇らせる。
世界は……私たちのものだ。
アルフィノ :
待ってくれ!
アルフィノ :
エメトセルク……君と私たちは、本質的に同じものを護ろうとしている。
アルフィノ :
君は、過去の友と、愛すべき者を。
アルフィノ :
私たちは、今と未来にいる、友と愛すべき者を。
アルフィノ :
……そこに、違いなどありはしない。
だからこそ、君にはわかるはずだ。
アルフィノ :
私たちは引けないし、引くつもりもない。
エメトセルク :
同じでなど、あるものか。
お前たちのような「なりそこない」より、生きるべきは、完全なる者だ……。
エメトセルク :
違うと言うなら、証明してみろ。
お前たちが私たちよりも強く、残るべき存在であると。
エメトセルク :
終末の災厄……私たちの時代の終わりにして、我が執念のはじまり。
エメトセルク :
お前たちを測るため、今ひとたびの、再演といこうじゃないか。
エメトセルク :
私は、最奥で待つ。
預かっている強情なお友達が、苦痛で壊れる前に来いよ?
リーン :
あの炎の先に、濃い闇の気配を感じます……。
私たちの光と、相対する力を……。
リーン :
お願い、ミンフィリア……。
私たちに、闇路を照らす、希望の灯火を……!
アリゼー :
この期に及んで、無理するなとは言わないわよ。
私はただ……振りかかる火の粉を、全部打ち消してやるわ。
アルフィノ :
行こう、[プレイヤー名]。
私たちの想いは、どんな災厄に見舞われようとも、決して挫けたりしないはずだ……!
ヤ・シュトラ :
エメトセルクも、水晶公の力を利用する算段がつくまでは、彼に危害を加えないだろうと思っていたけれど……あの言い分じゃ、危ないかもしれないわ。
ヤ・シュトラ :
あなたを何十年も待っていた人だもの、急いで迎えにいってあげなくてはね。
……準備はいいかしら。
サンクレッド :
こっちの準備は、万全だ。
あいつが前に望んだとおり、眠っていられないほどの戦いを、今一度、見せてやろうじゃないか。
ウリエンジェ :
終末の災厄においては、暴発した創造魔法によって、恐怖を具現化した異形が暴れまわったとか……。
ウリエンジェ :
当然、私たちもそれを相手取ることになるのでしょう。
……無論、退けさせていただきますが。
「終末幻想 アーモロート」を攻略
アシエン・エメトセルクの声 :
さあ、終末のアーモロートに案内しよう……
アルフィノ :
この光景は…
アシエン・エメトセルクの声 :
星の理は、唐突に乱れ、ほつれていく……
アシエン・エメトセルクの声 :
創世に用いられてきた術もまた、暴走して獣を生んだ……
アシエン・エメトセルクの声 :
祈りが蛮神を生むように……
人の恐怖が、獣に転じる……
アルフィノ :
みんな、降り注ぐ炎に警戒しつつ戦うんだ!
アシエン・エメトセルクの声 :
最初の獣は、醜悪な姿をしていた……
アシエン・エメトセルクの声 :
あらゆる命の存在を拒むかのように、災いの流星を降らせた……
アシエン・エメトセルクの声 :
それを倒したとて、終末は止められはしない……
アルフィノ :
最初の獣だけでこれほどの強さだなんて…
リーン :
気をつけて!
前方の建物が…!
リーン :
アシエンたちはこの絶望の果てに…
アシエン・エメトセルクの声 :
大地は崩れ、水は血となり、文明は燃え尽きる……
アリゼー :
そうね…でも、私たちだって先に進む理由がある…!
アルフィノ :
最初の獣とは毛色が違うようだが…
アシエン・エメトセルクの声 :
獣の叫びは恐怖を掻き立て、その恐怖が新たな獣を生む……
アシエン・エメトセルクの声 :
そして、獣は天より災いの流星を呼ぶのだ……
アシエン・エメトセルクの声 :
一度、恐れを抱いたら、もう歯止めは効かない……
アシエン・エメトセルクの声 :
心の底で恐怖が膨らむように、獣もまた肥え太り爆ぜるのだ……
アシエン・エメトセルクの声 :
災厄は、この程度ではない……真相を見せてやろう……
アリゼー :
て、敵は…!?
もう…いない…!?
アシエン・エメトセルクの声 :
さあ、進むがいい……
アシエン・エメトセルクの声 :
かつて私たちが見た、星の終わりのときを……
アルフィノ :
なっ…これは…天にいるとでも…!?
アシエン・エメトセルクの声 :
星は暗くなっていく……
再び理を紡がねばならない……
アシエン・エメトセルクの声 :
決意する我らの前に、その獣は立ちふさがる……
リーン :
大丈夫…怖くても戦える…!
私には、その理由があるから!
アシエン・エメトセルクの声 :
最後の獣は、絶望の底から現れた……
アシエン・エメトセルクの声 :
その言葉は破滅の光、逃げ惑うことしかできない……
アシエン・エメトセルクの声 :
迫りくる最後の獣を見て、人はついに思い知る……
アシエン・エメトセルクの声 :
途方もない犠牲を払わねば、もはや星は救えない、と
エメトセルク :
メガセリオンを倒したか……。
エメトセルク :
だが……!
エメトセルク :
その戦いぶりでは、不合格だ。
やはりまだ、私たちには及ばない。
エメトセルク :
なりそこないの中では、相当「まとも」なお前たちでさえ、私が本来の力を使えば……このざまだ。
エメトセルク :
私とお前たちの力の差が、真なる世界と、今の世界の差だと知るんだな。
アリゼー :
確かに、あなたの世界より、不出来かもしれないけどね……!
アリゼー :
それでも、ここで生きたいと……生きたかったと、足掻いていた人がいた……!
アリゼー :
だから……はいそうですかって、手放したりできないのよッ!
アルフィノ :
アリゼー!
エメトセルク :
茶番だよ……その人生も、何もかも。
エメトセルク :
鏡像世界はもちろん、いまだ統合途中の原初世界も、真なる世界を知る者からすれば、唾棄すべきまがいものだ。
エメトセルク :
生きたい?
……馬鹿馬鹿しい、お前たちなんて満足な命も持たないくせに。
アルフィノ :
君がそうして否定するなら、私たちは何度でも立ち上がり、力を、言葉を尽くそう。
アルフィノ :
生きるとは、そうやって行いを積み重ねていくことだ。
命の形で定められるものではない!
エメトセルク :
ハッ……よく言う……。
エメトセルク :
無駄だよ、お前は何者でもないんだから。
エメトセルク :
世界は、私たちが取り戻す。
お前たちの歴史は、どこに繋がることもない……。
エメトセルク :
英雄なんて、いなかったのさ。
エメトセルク :
チッ……壊れかけが……。
ヤ・シュトラ :
あなたの言うとおり、私たちの紡ぐ歴史も、いつかは途絶え、消えゆくのかもしれないけれどね……。
ヤ・シュトラ :
それは、今を諦める理由にはならないのよ。
ウリエンジェ :
そうして歩みを進めるうちに、先で待つ誰かのもとへ、辿りつくこともありましょう。
ウリエンジェ :
未来へ継がれることを望んでいるのは……あなたも同じではないのですか?
エメトセルク :
なりそこないごときが、私たちの願いを語るな……!
エメトセルク :
わからない奴だな……。
今さらそんな風に抗って、何になる?
エメトセルク :
お前はもう戦えない……戦う目的がない……。
お前の冒険は、ここで終わる。
エメトセルク :
ハハッ!
それ見ろ、光の暴走の再開だ!
エメトセルク :
さあ委ねろ!
化け物になり果てるがいい!
エメトセルク :
私たちから奪った世界でのさばってきた罪深き連中を、お前が喰らいつくすのだ!
サンクレッド :
今のうちだ、リーンッ!
リーン :
お願い……負けないで……!
アルバート :
…………なあ。
あと1歩進む力があったら、この世界を……
アルバート :
すべての世界を、救えるか?
何と言う?
- もちろんだッ!
- 無茶を言うなぁ……!
「もちろんだッ!」
アルバート :
なら……魂ごと、持っていけ!
エメトセルク :
馬鹿な……!
お前、何故そこに……!?
エメトセルク :
いや、違う……あいつじゃない……。
ただのなりそこないだ……!
エメトセルク :
それが独り立ち上がったところで何になる……!
????:
いいや、独りにはさせないさ……!
エメトセルク :
あの檻を抜け出してきただと……!?
愚かな、死んでもおかしくなかったはずだ!
水晶公 :
逆だよ……。
このままじゃ死にきれないから、這い出してきたんだ。
水晶公 :
さあ……時空を超えて来たれ……!
ひとたび我らに力を貸したまえ……!
水晶公 :
彼方の勇士、稀なるつわものたちよ……ッ!
エメトセルク :
おのれ……!
どいつもこいつも、あきらめの悪い……!
何と言う?
- 決着を付けよう、エメトセルク
- どちらの道が、続いていくか……!
「決着を付けよう、エメトセルク」
エメトセルク :
いいだろう……そこまでして望むなら、最後の裁定だ!
エメトセルク :
勝者の歴史が続き、負けた方は、反逆者として名を記される。
この星の物語における悪役がどちらか、決めようじゃないか!
エメトセルク :
我は真なる人にして、エメトセルクの座に就きし者……
エメトセルク :
己が名を、ハーデス!
冥きに眠る同胞がため、世界を奪い返す者なり!
「ハーデス」を討伐
ハーデス :
さあ、己に命ありと叫ぶなら、私を倒してみせよ……!
ハーデス :
これぞ闇の力!
ハーデス :
多重詠唱……逃げ惑え!
ハーデス :
魔法のなんたるかを知るがいい!
ハーデス :
我が同胞たちよ、叫ぶがいい……!
ハーデス :
我らの想い、我らの願い、我らの祈りが、未来を掴むのだ……!
ハーデス :
そして、真なる世界の再創造を完遂するッ……!
ハーデス :
すべてを呑み込む深淵の存在よ……!
ハーデス :
光を喰らいて、闇へと還せ!
ダージャ!
ハーデス :
なりそこないが、よく耐える……!
が、その強き想いを踏み砕いてこその勝利か……!
ハーデス :
やはり、肉体の枷を外さねばならないか……。
ハーデス :
冥きに眠る同胞たちよ……夢に抱きし想いを我に……!
ハーデス :
その想い、その願い、その祈りのすべてを、私が背負おう!
ハーデス :
我が手が掴む……この星の未来を!
ハーデス :
友の祈りよ、明日への望みよ!
翼とならん!
ハーデス :
これが最古の魔道士だ……!
拝せよ、弱き命ども!
ハーデス :
闇よ、魔力を我に!
ハーデス :
滅びの言の葉を届けよう……!
ハーデス :
光の使徒よ、闇に沈め!
ハーデス :
堕ちよ、絶望の底に……!
ハーデス :
戒律王ゾディアークの名において、我、ハーデスが命ず……!
ハーデス :
まどろみに沈む同胞よ、その力を果てなる漆黒と成せ……!
ハーデス :
虚栄の世界に終焉を!
ハーデス :
光の力が暴走……いや、違う……!
ハーデス :
なんという……なんという、忌々しき輝き……!
ハーデス :
なりそこないどもめ……!
その輝きを、覆い尽くしてくれよう……!
ハーデス :
その輝きが、世界を……命を分断したッ!
ハーデス :
あの悲劇、繰り返させてなるものかッ!
ハーデス :
戒律王の権能によりて、ふたたび闇を広げん!
ハーデス :
終わりだ、光の化け物よ……。
ハーデス :
お前たちの想いを糧に、真なる世界を再生しよう。
ハーデス :
我が魂に、亀裂を入れるか……化け物め……!
サンクレッド :
させるかッ!
ヤ・シュトラ :
まったく、なんて力かしら……ッ!
ウリエンジェ :
今です!
この戦いに、決着をッ!
エメトセルク :
ならば、覚えていろ。
エメトセルク :
私たちは……確かに生きていたんだ。
アルフィノ :
決着だ……。
本当に、本当におつかれさま……!
アリゼー :
あなた、体は大丈夫なの!?
ウリエンジェ :
どうかなさいましたか……?
ヤ・シュトラ :
視えるのよ……彼本来の、エーテルが……。
ヤ・シュトラ :
いわばゾディアークの信徒であるエメトセルクは、光と対極を成す、闇の力を使う……。
ヤ・シュトラ :
光と闇が全力でぶつかりあったことで、あなたの中の光が……相殺された……?
リーン :
それだけじゃありません。
リーン :
エーテルの乱れによって、崩壊寸前だった魂が……なんというか……補われているんです。
リーン :
私、戦いの前、結局あなたに何もできなかった。
それなのに、なぜ……あのとき何があったんですか……!?
何と言う?
- この世界の英雄に、託されたんだ
- いつか、ゆっくり話すよ
「この世界の英雄に、託されたんだ」
リーン :
それって……?
水晶公 :
ええと……その…………
水晶公 :
申し訳ないことをした……みんなにも……あなたにも……。
何と言う?
- とりあえず……帰ろう!
- つかれたから、お説教はあとで
- ……おはよう、グ・ラハ・ティア
「……おはよう、グ・ラハ・ティア」
水晶公 :
ああ……おはよう……!
チャイ・ヌズ :
おい、本当にあいつらが、あっちの海に入っていったんだな!?
アーヴィス :
ええと、あいつらっていうか、大きなクジラがですね……。
ドゥリア・チャイ :
絶対にアルフィノちゃんたちよ!
それで、あの子たち何かをやりとげたんだわ!
ドゥリア・チャイ :
この空が、何よりの証拠じゃない!
チャイ・ヌズ :
ああ、きっとそのとおりだ。
チャイ・ヌズ :
だから、間もなく戻ってくるさ!
ほら……今に!
ドゥリア・チャイ :
本当に、絶対、戻ってくるわよね?
そうじゃなかったら、私……チャイ・ヌズ :
だだっ、大丈夫だから泣くな……な?
グルシル :
あっ!
見てくれ、浜辺の方!
アルフィノ :
まさか……最後に……泳いで戻ってくることになるとは……。
アルフィノ :
私はもう……げんかい、だ……。
アリゼー :
ちょっと!?
アルフィノ!?
リーン :
た、大変です!
ウリエンジェが、いません!
サンクレッド :
どこではぐれたんだ……あいつ……。
リーン :
わ、私、探してきます!
ヤ・シュトラ :
いいわよ……きっとすぐ追いつくわ。
フェオ=ウル :
みんな、おかえりなさいなのだわっ!
エメトセルクの残した魔力が切れれば
アーモロートの灯は消え もとの海溝に戻るだろう
グルグ火山もいつかは落ち
あの巨大なタロースでさえ 風と雨に崩れゆく
この冒険はそうやって ここからまた始まる世界の
遠い神話になっていくに違いない
それでも――
星海に還ったエーテルが
巡り巡って 再び命として芽吹くように
その英雄の冒険は 誰かの勇気として受け継がれ
受け継いだ者の新たな一歩が また別の者を奮い立たせる
そうして 失われずに続くのだ
あなたの遥かな旅路も 道を譲った誰かの存在も
これは そんな繋がり続ける世界をゆく
ある英雄の――
目を輝かせた少年 :
あ、あの!
闇の戦士さま……なんだよね?
目を輝かせた少年 :
ねえ教えて!
おにいちゃんは、どこから来たの?
どうやって強くなったの!?
ウリエンジェ :
終わりよければ、すべてよし……しかし、今回の一件から、私は大きなことを学びました。
ウリエンジェ :
……やはり、水上を歩いたり、海を割ったりする術を、ひとつふたつ、覚えておくべきではないかということです。
ウリエンジェ :
幸い、このあと『ビスマルク』の歯を磨く仕事がありますので、あの古き妖精に、教えを乞うてみようかと……。
次の機会があれば……どうぞご期待ください。
サンクレッド :
各地から駆けつけていた連中も、散々お祭り騒ぎをしたあと、めいめいに帰っていったらしい。
サンクレッド :
といっても、しばらくはノルヴラント中で、祝杯を上げる声が絶えることはないだろうけどな。
サンクレッド :
俺も昨夜は、久々に……と思ったが、ウリエンジェの奴が、かつて俺が酔った勢いで口説いたレディたちの名を、順番に挙げてくるときた……おかげで最後まで素面だったぞ。
リーン :
[プレイヤー名]さん、お身体は……うん、正常に戻ったままですね。
本当によかった……。
リーン :
昨日は、たくさんの方が出迎えてくださって、驚きました……!
私、こんなに多くの人と知り合いになったんだなぁって、なんだか、感動してしまって……。
リーン :
みんなのあの笑顔が、ずっとずっと、続くといいと思います。
そのために自分ができること……探していきますね!
ヤ・シュトラ :
昨日の祝宴には、「夜の民」の子たちもいたのだけれど、なにせ人が多かったから、うっかり本名を披露されてしまってね……。
ヤ・シュトラ :
「夜の民」が本名を明かすのは、儀式のときか、家族にだけとされているわ。
だから、私よりも、ルナルたちが慌てちゃって……。
ヤ・シュトラ :
「もうみんな家族だと思っているから構わない」と言ったら、今度は、感極まって号泣されたわ。
まったく、手のかかる子たちなんだから……ふふ。
アリゼー :
はー……失敗した……。
祝宴ではしゃいで、いつのまにか寝ちゃってるなんて……。
アリゼー :
まあ、それだけならね……私だって、ちょっとくらいは……そう、たまには……ハメを外したりするってだけなんだけど……。
アリゼー :
目覚めたら、アルフィノが覗き込んでるんですもの!
「やあ、気持ちのいい朝だよ、君の寝顔くらい平和なね」って。
ああぁ、もうっ、どんな顔で寝てたのよ私!
アルフィノ :
昨晩は、遅くまで街のあちこちで祝宴が開かれていたようだね。
恥ずかしながら、途中で体力の限界がきたようで、気がついたら医療館のベッドで寝かされていたよ。
アルフィノ :
アリゼーも同じだったようで、隣のベッドで寝かされていてね。
彼女のあんな幸せそうな寝顔を見たのは、いつ以来かな……。
アルフィノ :
そのあと、外に出て見上げた晴れやかな蒼天を、私は、いつまでも忘れないと思うよ。
水晶公と話す
水晶公 :
改めて……あなたたちのおかげで、第一世界から罪喰いの脅威が去り、この地を覆う光もまた、消え去った。
水晶公 :
これですべてがもとどおり……とはいかないものの、ここから少しずつ、この世界は浄化されていくだろう。
水晶公 :
つまり、第一世界は統合から遠ざかり、原初世界における第八霊災も、防げたと言っていい。
ヤ・シュトラ :
あなたがもともといた未来に進むことはなくなった、という意味でもあるけれど……消えたりしないのね。
水晶公 :
どうやらそうらしい。
歴史から切り離されてなお、あの未来が存続しているのか……あるいは私という存在が、こちらの歴史に刻まれたからなのか。
水晶公 :
しかし……私が残ったことによって、困った事態にもなっている……。
水晶公 :
本来なら、あなた方の魂は、召喚者である私の死をもって、原初世界に返されるはずだった。
水晶公 :
だが、私がここにいるばかりに、あなた方もまた、第一世界に留まってしまっている。
アルフィノ :
帰れないのは残念ではあるが……方法なら、改めて探せばいい。
今度は、君が死ななくても済むものをね。
アリゼー :
どのみち、すぐ帰るつもりはなかったし。
こっちでお世話になった人たちを訪ねるための、おまけの時間ってことにしておくわ。
ウリエンジェ :
しかし……原初世界側の様子も気になるところではあります。
ウリエンジェ :
タタル嬢や皆さんも、一日千秋の思いで、お待ちなのではないかと……。
サンクレッド :
なあ、お前だけでも一度、原初世界に帰って、タタルたちへの報告がてら、様子を見てきてくれないか?
水晶公 :
そういうことであれば、すぐにでもここから送ろう。
ヤ・シュトラ :
私たちは、一度解散しておきましょうか。
それぞれ気になっていることもあるでしょうしね。
ヤ・シュトラ :
水晶公、その人が戻ってきたら、私たちに報せをもらえるかしら?
ヤ・シュトラ :
それから……今度は変な場所に飛ばさないようにね。
水晶公 :
だ、大丈夫だ!
ズレたりしないし、ほかの奴も巻き込まないさ!
リーン :
実は、ちょっとだけ、ほっとしてます。
すぐみなさんとお別れになったら、寂しいなって思ってたから……。
リーン :
必ずまた、戻ってきてくださいね。
……いってらっしゃい、気をつけて!
水晶公 :
では、魔器を起動しよう。
少し待っていてくれ。
――もう 遥か昔となった 子どものころ
唄に 本に謳われる 英雄が好きだった
それは 遥か届かぬ星のようで
何度まねしてみても 本物になれることはなく
しかし――ある日 思いもよらず 目の前で瞬いたのだ
この英雄の見据える先には 何があるのだろう
私もそれを ともに見ることが適うのだろうか――?
水晶公 :
やはり、簡単なことではないか……。
水晶公 :
それでも、目指して歩かなければ、永遠に届きはしない。
そのための勇気だって、もう十分にもらったじゃないか。
水晶公 :
だから……眠っている場合じゃないぞ、グ・ラハ・ティア。
一方 原初世界 魔導城――
エスティニアン :
また見張りがやられてやがる……。
ガイウス :
うぬらは、このまま西門まで進め。
状況を把握し次第、即時連絡せよ!
エスティニアン :
こいつも、迷いなく急所を斬り裂かれてるぞ。
帝国の城ってのは、ずいぶん物騒なところだな?
エスティニアン :
……悪い、軽口がすぎた。
捨てたとはいえ、ここはお前の……。
ガイウス :
構わぬ……。
我とて、この異変に乗じて潜入を企てたのだ、この者らに手向けられる言葉はない。
????:
うぐあッ……!
ガイウス :
今のは……陛下……!?
エスティニアン :
あっ、おい!
ガイウス :
ヴァリス陛下ッ!
????:
…………ガイウスか。
遅いな、貴様の役目はもうないぞ。
ガイウス :
うぬは……「何」だ……!
????:
アシエン……と言ったほうが、救いがあったか?
????:
あの化生ならば、肉体を捨てて逃亡した。
せっかく「俺」との戦いが愉しめると思ったのだが……失望だ。
????:
しかして、俺は俺の体を取り戻した……。
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ゼノス・イェー・ガルヴァスの魂と肉体は、ここに再び結ばれたのだ!
エスティニアン :
おい、どうする……!
盤上に置かれてたのは、とんでもない駒だったようじゃないか。
ガイウス :
うぬが言葉……我が剣にて確かめてくれようッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
待て……ッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
今の話に……嘘はない……。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
この者はゼノスであり……その肉体を使っていた、アシエン・エリディブスは……空を裂いて……逃げおおせた……。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
だが……ゼノス……我が愚息よ……ッ!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
生者へと返るに留まらず、この国を掌握しようなどと……分不相応な野望を、抱いたものよ……!
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
うぬぼれるなッ!
この国の使命、歴史からの真なる解放と、人の存続!
貴様ごときに、背負えてかッ!!
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
…………ハ。
分不相応とは、己のことでは?
貴方は、始祖から継いだ国を維持するだけのことに必死だった。
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
俺は、貴方の窮屈で退屈な思想など継ぐ気はない。
ガレマール帝国を掌握するつもりもない。
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ただ……邪魔者を消しにきただけだ。
退屈な戦、くだらぬ兵器……そんなものに、俺の獲物を、奪われてなるものか。
ヴァリス・ゾス・ガルヴァス :
お前は……まさか……それだけの、ことで…………?
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
それ以外の理由などいるまい。
俺の狩りの邪魔をするならば……
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ことごとく死ねッ!
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
哀れなアシエンから聞いたぞ……。
ゾディアークにハイデリン……星の意志すら、創られた力に過ぎないのだと……。
ゼノス・イェー・ガルヴァス :
ならば次は、それを喰らって、殺しあおうぞ。
我が友よ……!
ガイウス :
ゼノス、貴様ぁぁぁぁッ!
タタルと話す
イジルドール :
これは、[プレイヤー名]殿。
今の所、石の家はいつも通り……安心してくだされ。
アリアヌ :
既知の蛮神対策は、アレンヴァルドが中心になって進めてくれているよ。
アリアヌ :
彼ったら、あなたが前だけを向けるようにって、すごい張り切り様でね。
補佐する私たちも気合が入ってしまうわ。
エフェミ :
おや?
もしかして賢人たちの肉体が心配なのかい?
大丈夫、皆で交代しながら看病しているさ。
タタル :
……えっ……あっ……あれっ!?
タタル :
ぼぼぼぼ、冒険者さん!?
本物の[プレイヤー名]さんでっす!?
タタル :
はわわわわわ……よくぞ……ご無事で……!
それに、思ったよりずっと早かったでっす!?
何と言う?
- 時の流れに差があるせいかな……
- もっと長く行っていたほうがよかった?
「時の流れに差があるせいかな……」
タタル :
あっ、そういえばそうでっした!
不思議な妖精さん経由でいただいたご報告でも、そう言われてまっしたね!
タタル :
こちらの方は……帝国と同盟軍のにらみあいが、まだ続いてまっす。
タタル :
なぜだか帝国軍の動きが鈍くて、大規模な戦闘が起こることもなく……いわゆる膠着状態というやつでっす。
タタル :
気をつけろと教えていただいた、「黒薔薇」という兵器についても、今のところは使われておらず……。
タタル :
ハッ、そうでっした!
その兵器の対応については、心強い助っ人さんを呼んだのでっす!
タタル :
ふふふ……私とクルルさんで、「あの人」を一生懸命に探したのでっすよ。
会ったらきっと、[プレイヤー名]さんも驚くでっす!
タタル :
ひとまず、彼に連絡を取りつつ、最新の戦況も、確認したいと思いまっす。
……ので、しばらくお時間をいただけまっすか?
タタル :
えへへ……[プレイヤー名]さん、なんだか以前にも増して頼もしく感じられまっすね。
今度、あちらでの冒険のお話も、聞かせてほしいでっす!
タタル :
何はともあれ……おかえりなさい、でっす!
アシエン・エリディブス :
エメトセルク……本当に消えたのか……君は……。
アシエン・エリディブス :
……ラハブレアも亡き今、私はついに、最後のオリジナルだ。
アシエン・エリディブス :
この期に及んでは、己もまた人の可能性を見誤っていたと、認めざるを得ないだろう……。
アシエン・エリディブス :
ゼノスにしても、然り……。
肉体の宿した力を、あの状態で凌駕してこようとは……。
アシエン・エリディブス :
彼に世界の真実を告げたことが、果たしていかなる展望を招くのか……もはや、私にも想像がつかない。
アシエン・エリディブス :
まったく……調停者(エリディブス)が聞いて呆れる……。
歴史の流れはもはや、私の正せぬ濁流となったのか……。
アシエン・エリディブス :
ハイデリンよ、すべてはお前の望みどおりだ。
その星は今、新しき者たちに奪われようとしている。
アシエン・エリディブス :
お前の……お前を造ったものたちの願いによって、世界の真相は伏せられたまま……彼らは、己がなりそこないの命であることすら知らない。
アシエン・エリディブス :
そうして、今の人類が憂いなく生を謳歌するほどに、我々は消え失せていくのだ。
アシエン・エリディブス :
……わかっている。
それでもまだ、我々は終わっていない。
アシエン・エリディブス :
あの英雄は、確かに過去最大の障害だ。
だが……今度こそ排除してみせよう。
アシエン・エリディブス :
策はある……。
連中を第一世界に縛り続けることができれば、最後に勝つのは、我々だ……。
アシエン・エリディブス :
お前たちは、そちらの世界で「闇の戦士」になったとか……。
ならば、運命は決まっていよう。
アシエン・エリディブス :
「闇の戦士」は「光の戦士」に討たれるのだ。
かつてお前たちが、そうしたように……!
サンクレッド :
やはり、間違いはないんだな……リーン。
リーン :
はい……。
この向こうに「何か」がいます。
サンクレッド :
……だが、この先どれだけ進んだとしても、続いているのは「無の大地」。
生命の存在が許されない場所だ。
サンクレッド :
俺たちとて、長居を避けたところで、体に影響が出ないともかぎらない……。
サンクレッド :
それでも……どうしても、そこに行きたいのか?
リーン :
確かにこの世界は救われました。
でも、取り戻されたわけじゃない……。
サンクレッド :
取り戻す、か……。
サンクレッド :
なら、この果てに何が待っているのか、確かめに行かないとな。
サンクレッド :
それがお前の望みなら、家族である俺が、全力で支えてやらなくてどうする?
サンクレッド :
さあ、戻って準備を始めるぞ。
リーン :
はい……!
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